Serge de Nimes =Report=

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2000/07/26 第3回すその考察

 あっつぅーーー.夏はジーンズ愛好家にとって受難の時期.そして,むかぁーし我慢ジーンズが流行ってたころは「♪汗の成分がジーンズ育てるのさぁ〜」(これはなんとなく“よろしく哀愁”風で)なんてね,根性ばきしてたもんですねぇー(とぉい目).

 いまどきそんなんはやんないんで,わたしだって夏はドイツ
KENPELの膝丈パンツ.KENPELっていいのよね.シャツもリバティでありながら花柄じゃないものを積極的に展開!かったぁーいドイツ臭ぷんぷんのブランド.KENPEL.おすすめです.

 
....話がまったくコラムになってきているみたい.とにかく暑いので,普通だったらあんまり穿かないんですけど,今年はレジャー満載でやったらはいてます.先週も世界遺産byユネスコに指定されている白神山地に行ってきましたが,そのときもずっとはいてました.そんでその旅では村上ショージの「ここがええとこ」がすごくブームになってたのでエエトコ連発でいってみたいです.

■ここがええとこ=うすらぁーっとヒゲ

  >>>エエトコ>>>  

 そのせいか!..っていえないのが悲しいですけど,あまり進化してないですね.そろそろ5ヶ月だからもうちっと成長してほしかった.春先にサボっていたのが敗因でしょうか.ヒゲは薄く出てきましたね.だけど下がりヒゲは出てません.悲しい,,,,,.でもRRRに比べて腿が太いのでいつかは出てくるでしょう.

■ここがええとこ→端の処理

   >>>エエトコ>>>  

 赤→部分を拡大し,ヨッコイショと右横からのぞいた状態.リーバイスなら縫いっぱなしのところが,これまた丁寧な処理.日本のレプリカでは大体こういう処理がしてあるんだけど,糸が太いせいかより丁寧感が.

■ここがええとこ=裾の色落ち

 >>>エエトコ>>> 

 やはり色落ちは,繊細縦落ち.いい感じです.

■裾のついての考察

 そして今回の一番のテーマ,裾です.この1001XXの裾は丸々&幅せま&縦線!なんですね.これをRRRと比較したのが左の写真です.上が(1001XX)下がRRRです.

 何しろRRRはドレープになってるのに,(1001XX)はどうも丸くて固い.中身が詰まってる感じがします.感触としては後ろのまき縫いのあたりの固さと垂直のアタリ(あの巻き縫いのアタリのことをカッパリングというらしい.もちろんこんな細かいことはtatenoくんに教わったんだけど)とほぼ同じ.

 この差はどこからくるんだろう?って思い,デニムワークスの福田さんとかtatenoくんなんかに聞いた結果を,以下にまとめます.

 下の図解のように, RRRは三つ折であるのに対して,(1001XX)は4つ折になってるようです.そのために中に折込まれてる生地が多くて,もこもこして,ドレープが出ないみたいですね.

     

(1001XX >>> >>>  >>>
RRR >>> >>>  >>>

 ま,私としては,一時期固くてまるまるしたこのウエアハウス調の裾が好きでしたが,やはり最近はドレープ帰りしてます.やっぱねじれてもらわないことにはねっ.


 

LastUpDated 00/07/27 03:06


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