Serge de Nimes =OTHERS= 

イギリス旅行 - ジーンズ事情 -


 わたくしの99年度夏休みはイギリス旅行(99/7/24-99/8/1)でした.紳士の国イギリスにジーンズ?

不安だ...とりあえず,どんなもんかレポートしてみます.

●はいてない....●

 ロンドンでも,田舎町でも,老若男女とわずほとんどジーンズを穿いてる人を見かけませんでした.ジーンズ人口5分の1といっても,過言でないです.日本だと若者の4分の1はジーンズを穿いていると思うんだけど,イギリスではまず穿いてない.

 では,なにを穿いてるかっていうと,ふつうのチノパンとか,旅行者なら短パンとかです.とくに日本に比べて服装が整ってるというわけではないのだけど,ジーンズは積極的に愛されてないという印象でした.

 あとレストランには日本よりも厳しいドレスコードがあって,最低限ジーンズは勘弁してねって感じだから,けっこう穿いてると食事に困るかも.

●パンクとジーンズの関係●

 右の写真はSOHO近くの"BOY"というムチャ!パンクな店です.しかも,そのパンクのあり方が,かなりHystericGlamourに通じるものがあります.かなり日本的な店ではないでしょうか.でもロンドンの若者に人気の店だよ.

 なにしろドラゴンボールの全面プリントのTシャツ(著作権はだいじょうぶなのか?)とか,千手観音の全面プリントとかけっこう日本人になじみの深いパンクでしょ?この全面プリントがえらいHystericGlamourっぽいのよ.しかも安っぽい感じ.

 あとはぶたさんのペンダントで目だけがキョロキョロ動くやつとか,昭和の日本でうってたキッチュな小物もありました.あとボディバッグ.街では見かけないけど,ここにはたくさん売ってた.このあたりではけっこうジーンズを穿いてる人もいました.

 店内ではジーンズにビニール加工したものなんか売ってましたね.日本人の店員さんもいて,買いやすいかも.

●リーバイス・ストア●

 パンク発祥の地キングス・ロードにあるリーバイス・ストア.わたしがイギリスで見かけた唯一のリーバイスの路面店.私はここで,薄い紺色の501を買いました.

店内の印象は,暗くてイイセン行ってる.ワイルド.品番は591とか見たこと無いものがおおかった.501はもちろんあったけど,復刻ものなんて全然!!!売って無かったよ.で,やっぱりレングスの品揃えがよかったです.だから置いてあるジーンズの本数の割には,種類は多くなかった.同じ品番の色違い,レングス違いがおおかった.

 店員さんは黒人でかっこよかった.で,友人の試着は友人が責任をもってチェックするらしくて,店員さんがどうこう意見を挟むということはなかった.

●エビスジーンズ●

 イギリスで見た唯一の日本製ジーンズは,エビスでした.わたしがみたのはキングロードのリーバイスの斜め前あたりのジーンズやさん.あとハービー・ニコルスの先端的な洋服売り場.マジックテープついてるような裏原宿系の洋服の隣においてあった.両方ともペンキステッチでした.やっぱそこがわかりやすいよね.

 ドゥニームとかだとぱっと見た感じがふつうだから,説得力が低い.....なにしろ街を歩いている人々が「たて落ち」とかあまり気にしてるようには見えないから,その微妙な良さを訴えるなんて余地ないです.実感.

●ハービーのジーンズ売り場●

 ハービー・ニコルスというのはデパートで,日本で言う西武と松屋の中間って感じ. 基本的におしゃれな店内です.

 そのジーンズ売り場はほとんどがDKNY,カルバン・クライン,POLO,アールジーンで埋め尽くされてました.そう,そんな感じなのよ.ほんと.

 リーバイスは?ましてやLee,Wrnglerなんてどこ?ってかんじ.

●結論●

 結論はやはり日本人はジーンズが好き!です.それにモノが好き!ってことです.それからこだわりの姿勢が広く一般にあると思う.イギリスにも紳士服などこだわりの文化あるけど,街を歩いてるほとんどの人は普通の格好してるし,いわゆる英国紳士は,一部の人みたい.だから日本人のように,均質性はないよ.日本人だったら自分でしないまでも,ほとんどの人が他人がなにをこだわってるのか理解できるでしょう.でもイギリスでは説明する余地も無い!のよ.たて落ち,ひげ関係無いのよ.

 ただ,パンク系の方々には必要という感じはまだありました.この場合かなり色落ち進んでる.

 日本に帰ってきてまず思ったことは日本人の男のこはおしゃれだ.ハロッズのとなりのCAMPERなんてわたしと日本人の男のこ2人だけだったよ.

LastUpDated 99/08/23 04:19


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